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デンマークの家具工房、Fritz Hansen/フリッツ・ハンセンによるアームチェアとセッティです。1930〜40年代に作られたものでしょう。アール・デコの流れを汲むデザインの椅子です。シートはダイニングチェアほどの高さがあり、食事を兼ねたサロン用に設計されたものと思われます。お尻はあまり沈まず、厚く硬めの緩衝材が内包されています。フレームはステインされたビーチ材、背もたれは細く裂いた籐で平織りで編まれています。背もたれの籐に傷みが見られたため補修及び張り替えを行いました。シートのファブリックはイタリアの生地メーカー、ロロ・ピアーナのリネン生地で張り替えております。フレームに古傷は見られますが、研磨はせずあえてそのままにしておりヴィンテージ感を残しています。コンディションは良好です。
以下、デンマークのヴィンテージディーラー、Peter Kjelgaardさんからこの家具に関する考察をいただきましたので掲載します。Peterさんはデンマークヴィンテージの世界では最高域の知識と経験を持たれている方で、近年までオークションハウスのモダンデザイン部門のキュレーターを務めておられました。昨年コペンハーゲンの Nyhavn に自身のショールームをオープンされましたので、デンマークご旅行の際にはぜひ行かれてみてください。
Galleri Peter Kjelgaard
Instagram Galleri Peter Kjelgaard
「このとても素晴らしい椅子とソファは、1930〜40年ごろにFritz Hansen工房が手がけた特別なインテリアのためのものと思われ、おそらく特定の建築家のデザインに基づいたものだと考えています。当時はそういったケースがよくありました。裏面に貼られたラベルには、セッティが5台、アームチェアが7脚という数量が記載されており、これらの家具がもともとより大きな注文の一部であったことがわかります。私の記憶では、このモデルをFritz Hansenの古いカタログで見たことが一度もないので、標準的なFHモデルではないと思われます。デザイナーについてはまだ分かりませんが、私の推測ではFrits Schlegel/フリッツ・シュレーゲルか、或いは、Tyge Hvass/チュエ・ハヴァスあたりではないかと… とはいえ、あくまで推測にすぎません。これらの家具がビーチ材で作られていることは、Fritz Hansen工房らしい特徴であり得意とする材でもありました。これはこれらの家具が顧客からの特注品ではない可能性を示す唯一の要素かもしれません。一方で、同年代つまり1930〜40年代のFritz Hansenの作品で、マホガニーやエルム材、オーク材などで作られているものを見ると、私の経験上、それらは特別仕様の作品であることが多いのです。
最近になり、高名な建築家のKaj Gottolob/カイ・ゴットロブによる一部の作品をFritz Hansenが手掛けていたことが判明しました。それらも1930〜40年代です。Fritz Hansen工房はかつて大火事で建物や資料を焼失しました。残るは各建築家やデザイナーの資料のみで、そこから辿る他ありません。Fritz Hansenはかつてデンマークで唯一の大きな家具工房でした。Fritz Hansenの作品には、今日知られているよりもはるかに多くのデザイナーや建築家との協働作品が多いようで、しかし現在それを知る人は誰もいません。」Commented by Peter Kjelgaard
Fritz Hansen 1930~40's
Beech, Cane, New fabric (Loro Piana Interiors "Poggio" )
Arm chair: w-61, d-55, h-75.5, sh-44~45cm
Settee: w-140, d-60, h-78, sh-45cm
Sette and pair of Arm chair: ¥1,540,000- 税込/ソファとアームチェア2脚との3点セット on hold
A pair of Arm chairs: ¥770,000- 税込/アームチェア2脚のセット on hold
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