Luca Scandinavia | 北欧ヴィンテージ・工芸・アート
CASE STUDY

F 邸 part4 ティールーム / 埼玉

F邸の続き、part4です。近年、お隣の敷地が空いたとのことで、お庭を広くひとつに整え、やや高台となるよう盛土を行いティールームを増築されました。ティールームは文字通り紅茶を嗜んだり、椅子に座ってお茶会を開くための建物です。巨大な一枚ガラスは発注当時は最大級のものだそうで、季節の草花を楽しむお庭が仕切り無しで一望できます。お部屋を軽く仕切るための透かしの可動式パーテーションはご主人がデザインされたもので、軽やかな雰囲気ですが重厚な鋼鉄白色塗装で作られており、宙に舞うような軽快なデザインと重厚な素材との融合が前衛的です。このパーテーションは来客によって開閉されます。お庭の飛び石には奈良大官大寺の礎石が配置され、また、垣根の外の車寄せには、かつて京都の市電に使われていた敷石を敷き詰めるなど、様々な「歴史」を楽しまれています。