Luca Scandinavia | 北欧ヴィンテージ・工芸・アート
CASE STUDY

F 邸 part3 茶室(広間・小間) / 埼玉

F邸の続き、part3です。玄関には景観の美しい数奇屋門が設置され、打水を行いその日のお客様を招かれています。玄関に下げられたDaumの天井吊りランプは、伝統的な日本建築の美しさと相まって、厳かで気品溢れる空気感に包まれています。京間の八畳を備えた茶室には、北山杉の床柱を始め、春〜夏の戸襖は簾戸、秋〜冬は障子へと差し替えられます。フィン・ユールの名作椅子でニールス・ヴォッダー製の「NV45」は、普段は別の部屋に置かれていますが、奥様のご提案もあり特別に縁側に置いて撮影しました。小間の床には、竹で編んだ掛け花生けにお庭の草花を生け、細川護熙さんによるお軸が掛けられていました。お庭はご主人によるデザインで、光悦垣を取り入れられています。ティールーム、part4へと続きます。