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Johannes Paavola
Still life 1933

20世紀前葉に活動したフィンランドの画家で教鞭も執った Johannes Paavola/ヨハネス・パーヴォラによる静物画作品です。1933年に制作されたもので、卓上の花やフルーツ、フィギュアが本質的な表現で描かれています。フレームが無かったためこちらで誂えました。コンディションは良好です。

Oil on canvas with New frame
signed: J. Paavola. 1933
image: w-68.5, h-80.5cm
frame: w-69.5, h-82cm
price: ¥220,000- 税込

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Yrjö Johannes Paavola/ヨハネス・パーヴォラ 1894–1961
フィンランド、トゥルク市生まれの画家。絵画学校の学長、ビクター・ウェスターホルム教授から解剖学を含めた厳しい教育を受けました。色彩に関しては学長の方針を引き継いでおり、自然で調和のとれた素朴な配色を主軸としています。パーヴォラは形と色を組み合わせることで、本質的で典型的なものを正確に引き出そうとしました。絵画学校時代は作品に「Y. Paavola」とサインし、1910年代の終わりからは「J. Paavola」へとサインを変更、徐々に知られてきた頃には「Johannes Paavola」とサインを変え、地元トゥルクの人々は彼のことをヨハネス・パーヴォラとして知るようになります。1926〜59年までトゥルク市内の複数の学校で美術教師として教壇に立ちました。パーヴォラは絵画の授業中に生徒の絵を描く事が好きでした。パーヴォラ先生の教え子の多くは、当時先生が描いてくれた肖像画を思い出として大切に保管しています。しかし、画家のパーヴォラにとって、時間できっちりと区切られた「学校」という職場で教壇に立つ仕事は容易ではなかったようで、授業の開始と終了を知らせる「鐘」に左右されるのは非人道的だと訴えていました。
「最高の授業が鐘によって強制終了させられ、あるいは、職員室での興味深い会話が鐘によって中断されてしまう」
パーヴォラは、絵画とは、自然とその現象を描写するものであるという意見を持っていました。芸術家によって描かれた絵画は、見る側がそれが何について描かれたかをすぐに理解できる必要がある。と。パーヴォラは自然主義者であったため、超現実主義者に対しては懐疑的でした。
パーヴォラと妻のエリーの間では、芸術についてしばしば熱心な議論が行われていました。
晩年のパーヴォラは肖像画家へと転向します。しかし、肖像を描くのは難しく、それは、肖像には見た目以上の技術が求められるからで、決して表面的なものであってはならないとしており、学長から学んだ解剖学が常にベースとなっています。