Luca Scandinavia | 北欧ヴィンテージ・工芸・アート
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Ejner Larsen & Aksel Bender Madsen
Jewelry Box in Rosewood

デンマークのデザイナーユニット、Ejnar Larsen/アイナー・ラーセンとAksel Bender Madsen/アクセル・ベンダー・マドセンによるブラジリアンローズウッド材のジュエリーボックスです。指物工芸と云える精巧な作りのもので、小振りながら見どころのある作品です。コンディションは良好です。

Willy Beck 1954
Brazilian rosewood
w-31, d-29.5, h-9.5 (32.5)cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

SOLD

オリジナルの鏡を維持していますが、腐食があります。新しい鏡を作成することも可能です。

Ejnar Larsen/アイナー・ラーセン 1917-1987
Aksel Bender Madsen/アクセル・ベンダー・マドセン 1916-2000

生涯のビジネスパートナーとなるアイナー・ラーセンとアクセル・ベンダー・マドセンは、共に王立芸術アカデミーでコーア・クリントに師事していたときに出会います。1947年、共同で図面スタジオを設立し、コペンハーゲンの家具職人ギルドの展示会で、家具職人で指物師の技術を持つウィリー・ベック工房から作品を発表し、毎年のように新作を発表し続けます。彫刻的な椅子のデザインに加えて、リビングルーム、ベッドルーム、棚、ダイニングテーブル、オフィス家具も手がけます。フリッツ・ハンセンによって1949年に発表され、1952年から製造が開始された曲げ合板製のメトロポリタンチェアは彼らの代表作と云われています。彼らの作品はすべて、明確でその時代を超越したシンプルなスタイルを持ち、今日でも多くの人々に喜ばれ続けています。彼らは長い協働の中で、熟練の指物師、Willy Beckのために家具をデザインし、約300のデザインを生み出したと云われています。

家具デザイナーで張り職人のアイナー・ラーセンは家具職人の父を持ち、家具職人、張り職人として訓練を受けた後、王立芸術アカデミーで家具デザインを学び、1940年に資格を取得、家具デザイナーのモーエンス・コッホや、建築家のパッレ・スエンソンの仕事を手伝います。1942年、独自のモデルをデザインし、毎年開催されるコペンハーゲン家具職人ギルドの展示会に出展しました。

のどかなフィン島で農家の子として生まれたアクセル・ベンダー・マドセンは、1936年に家具職人として訓練を開始し、1940年に家具職人学校を卒業しました。1940〜1943年、王立芸術アカデミーで教鞭を執っていたコーア・クリント、建築家のアルネ・ヤコブセンに師事しました。1943〜1950年まで、デンマークのBrugsforeningers 建築事務所の Fællesforeningen に勤務、1946〜1954年まで、クラフトマン学校の家具科の教師を務めます。1950〜1954年まで同校の検査官を務め、1954年以降はコペンハーゲンの都市建築局に勤務し、コペンハーゲン市の市施設の設計に携わりました。