Peter Hvidt and Orla Mølgaard Nielsen
a pair of model 147 Easy chairs

1950年代のデンマークで活躍したデザイナーユニット、Peter Hvidt／ピーター・ヴィットとOrla Mølgaard Nielsen／オーラ・ミュルゴー・ニールセンによるイージーチェアです。こちらは1960年代に作られたもので、大きく弧を描くアームや、細く立ち上がったような脚のデザインが時代を反映しています。フレームはタイ国原産と思しき良質なチーク材が用いられています。背には籐が編まれており、身体の落ち着きの良い座り心地です。籐は傷みが見られたため新たに張り替えました。座面も新たに張り替えており、コンディションは良好です。こちらはペアでの販売となります。

France & Son 1960's
Teak, New cane, New wool fabric (Kjellerup: Brans ensf/ Hanne Vedel)
w-66.5, d-70.5, h-85.5, sh-39cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

Peter Hvidt／ピーター・ヴィット　1916–1986
Orla Mølgaard Nielsen／オーラ・ミュルゴー・ニールセン　1907–1993
新鋭デザイナーの Peter Hvidt（1916-1986）と、熟練デザイナー兼設計士の Orla Mølgaard-Nielsen（1907-1993）は、互いの長所を生かした協力関係を築き、1944年に設計事務所を設立しました。1947年、後に主要なアイコンとなる「AX」チェア（Fritz Hansen製）を発表。この椅子は、当時としてはデンマーク初の「積層合板」を採用し、量産化の第一歩を踏み出したモデルです。 一方で、彼らは突き板を用いることが主流の1950~60年代に、あえて「無垢材」を用いた家具設計も行い、高級家具からコントラクト製品まで手がけ、国内外の需要を獲得しました。彼らによる家具デザインは総数256品目にも及ぶとされています。