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Børge Mogensen/ボーエ・モーエンセンのシェーカーテーブルと、Hans J. Wegner/ハンス・ウェグナーの"CH36"ダイニングチェアとのセットです。1960年代の販売当時にこのセットで買われ、最近までそのまま使われていたものです。オーク材の質感には素晴らしい経年感が現れていたので、汚れのみ落として経年感はなるべくそのままにし、オイルで仕上げております。シートには傷みがあったので新たなペーパーコードで張り替えました。小傷など少なく丁寧に使われていたようですが、テーブルの天板に古い打痕と小さな焦げがあります。
Dining table
Børge Mogensen for C.M. Madsen 1960’s
Patinated Oak
w-140, d-90.5, h-71cm
Chairs
Hans J. Wegner for Carl Hansen and Son 1960’s
Patinated Oak and New papercord
w-52, d-46.5, h-79, sh-43cm
セットにてご成約となりました。ありがとうございました。
Børge Mogensen/ボーエ・モーエンセン 1914–1972
20歳で家具マイスターの資格を取得した後、コペンハーゲン芸術工芸学校、王立アカデミーでデザインを学ぶ。卒業後、コーア・クリントの建築事務所に勤務。1940年代、高品質で手頃な価格の家具を提供することを目的とした、デンマークFDB(協同組合連合会)家具開発部門のチーフデザイナーを勤め、このプロジェクトは大成功をおさめた。ここでは一般家庭に普及する為に考案された "J39" などの名作椅子が生まれ、ボーエ・モーエンセンは戦後のデンマーク家具デザインを代表する人物となる。一方で、1950~60年代には、クラシックで手工芸的要素の強いプロダクトを手掛け、普及品から高級家具までを生み出すデザイナーとして人気を博した。モーエンセンは生活空間の中で使用できる機能的な家具を作ることを目的としていた。自身の家が家具の実験室であると表現し、自宅のリビングルームで実際に家具を使用する事こそが、家具の真価を見極める最良のテストであると考えていた。
Hans J. Wegner/ハンス・ウェグナー 1914-2007
デンマークのトゥナーに生まれる。父親は靴職人。17歳で家具職人の資格を取得。木材について専門的に研究を行う。1936年から2年間、工芸スクールに在籍した後、デザイナーとしての活動を開始。1940年、アルネ・ヤコブセンのもとオーフス市庁舎の建築プロジェクトに参加し、カンファレンスチェアや待合のソファなどのデザインを手がけました。また同年、ヨハネス・ハンセン工房に於いて家具製作をスタートさせています。1984年、デンマーク女王よりナイトの称号を授与。1995年、生まれ故郷のトゥナーに”ウェグナー美術館”が開館しました。氏は生涯に於いて家具デザイナーとして数々の名作を生み出し、国際的にも高い評価を受けています。