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Egill Jacobsen
"MASK" Lithograph on paper

デンマークを代表する前衛芸術家、Egill Jacobsen/エギル・ヤコブセンによるリトグラフ作品です。明るく鮮やかな色調で氏が得意とするマスク(仮面)を描いています。オリジナルと思われる、極めて細いアルミのフレームはそのままに、布被せマットで整えました。

Lithograph on papre in original aluminum frame with new mat
edition: 43/100
signed: Egill Jacobsen III
image: w-22, h-32cm
frame: w-43, h-60cm
price: ¥250,000- 税込

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Egill Jacobsen/エギル・ヤコブセン 1910-1998
デンマークの画家。コペンハーゲン生まれ。1932年、デンマーク王立美術アカデミーに学びます。デビュー当初は伝統的なデンマークスタイルで風景画を描きます。1934年にパリを訪れ、アンリ・マティスやパブロ・ピカソらの作品に衝撃を受け、民族的で原始的な芸術や、抽象的表現へと傾倒します。北欧神話やマスク(顔)をモチーフとした、具象と抽象とを交差させたような色彩豊かな表現を行うようになります。1934年、芸術家グループ "Linien"に参加し、1936年の秋のアーティスト展覧会と、1937年のLinien展で”MASK”を発表します。1938年、エギルはヨーロッパの暗黒時代、とりわけナチスに対する怒りを表現した作品 "Obhobning/オフォブニン”(積み重ね)を発表します。この作品は、ナチス・ドイツによるチェコスロバキア解体、というニュースの下で描かれました。この事件はナチス・ドイツの強引な計画のさらなる広大を予感させ、27歳の画家に深い印象を残します。作品 ”Obhobning” は、デンマーク芸術における革新的行為として認められ、国際的政治に対する厳しいメッセージとして捉えられています。エギルによるこの作品とその行為が、後に結成される前衛芸術運動 ”CoBrA” (1946) の先駆を成したと云われています。第二次世界大戦中、エギルは雑誌 "Helhesten"(1941-1944)に寄稿しました。 1948年、エギルは前衛芸術運動 ”CoBrA”に参加します。1959年、エギルはデンマークで初の抽象芸術家の立場として、デンマーク王立美術アカデミーの教壇に立ちます。
Egill Jacobsen på Arken 1996 0902