Luca Scandinavia | 北欧ヴィンテージ・工芸・アート
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Axel Salto
Vase from 1933

デンマークを代表する芸術家、Axel Salto/アクセル・サルトによるベースです。陶芸家のカール・ハリアーとアーネ・バーンらによって運営されていたコペンハーゲン市内の窯にて1933年に焼成されたものでしょう。ロイヤルコペンハーゲン窯と異なり、まだ量産化がなされていない頃の手作り感の趣があり、サルト本人による手捻りの可能性もあるでしょう。コンディションは良好です。

Carl Halier's studio from 1933
signed: SALTO 1933
ø-19.5, h-15cm
掲載準備中にご売約となりました。ありがとうございました。

SOLD

Axel Salto/アクセル・サルト 1889-1961
デンマーク生まれ。1909〜1914年、デンマーク王立美術アカデミーで学ぶ。1916年にパリを訪れ、パブロ・ピカソとアンリ・マティスに出会い、自身の芸術に対する先駆的な考えに拍車が掛かる。氏は美術雑誌"Klingen"を1917年に創設。この美術雑誌は2年間しか出版されなかったものの、まだ世に出る以前のPoul Henningsen/ポール・ヘニングセンや、Vilhelm Lundstrøm/ヴィルヘルム・ルンストローム、Olaf Rude/オラフ・ルードなど、やがて20世紀のデンマークを代表するモダニズムアーティストやデザイナーへと成長する先駆者たちを記事として取り上げています。1920年代以降、氏の芸術的な焦点は絵画から陶芸へと移り、1923〜1950年の間に約3千もの陶芸作品を生み出します。

Carl Halier/カール・ハリアー 1873-1948
ドイツ生まれ。25歳のときにデンマークへ移住。1913年までロスキレの自身のスタジオで陶芸を学び、ロイヤルコペンハーゲンにて職人として務めながら、パトリック・ノードストロームと協働し、ストーンウエアを開拓する。1926年、ハリアーはロイヤルコペンハーゲンを離れ、アーネ・バーンと共にコペンハーゲンにて製陶所を立ち上げる。アーネ・バーン、アクセル・サルト、ボーデ・ウィルムセン、ハンス・ハンセンなど他のアーティストと共にユニークな作品を生み出す。1930年、ハリアーはロイヤルコペンハーゲンへ戻り、1948年、他界する年まで留まりました。