Hans J. Wegner
CH113 Arm Chair

Hans J. Wegner／ハンス・ウェグナーによるスティール製のアームチェアです。1970年にヨハネス・ハンセンから発表されたモデルですが、こちらはカール・ハンセン&サン社での後継プロダクトと思われます。スティールのフレームに挟み吊られた皮革のシートに身を預けるという特有の構造が特徴で、座り心地の良いものです。背もたれとシートの皮革はオリジナルのままですが、アームの皮革に傷みが見られたため、ソーレンセンレザーのVEGETALで張り替えました。やがて馴染むでしょう。

Carl Hansen & Søn 1970~
Steel, Original leather seat,
armlest with Sørensen leather
w-59, d-50, h-87, sh-45cm
ご売約となりました。ありがとうございました。

Hans J. Wegner／ハンス・ウェグナー　1914-2007
デンマークのトゥナーに生まれる。父親は靴職人。17歳で家具職人の資格を取得。木材について専門的に研究を行う。1936年から2年間、工芸スクールに在籍した後、デザイナーとしての活動を開始。1940年、アルネ・ヤコブセンのもとオーフス市庁舎の建築プロジェクトに参加、カンファレンスチェアや待合のソファなどのデザインを手がけました。また同年、ヨハネス・ハンセン工房に於いて家具製作をスタートさせています。1984年、デンマーク女王よりナイトの称号を授与される。1995年、生まれ故郷のトゥナーに”ウェグナー美術館”が開館。氏は生涯に於いて家具デザイナーとして数々の名作を生み出し、国際的にも高い評価を受けています。